合流した降格表は分かれた箱が残る — ▲確認と保留をどちらの1行で決めるかの振り分け
前回では、2人の欄を箱ごとに突き合わせて、▲確認と保留で扱いが分かれた箱だけを1行で照合する合流を定めました。今回は、合流した降格表に残った分かれた箱の行を、どちらの担当の1行で決めるかの振り分けを作ります。
課題:分かれた箱は放置されやすい
照合の1行が出した「分かれの種類」の行には、まだ決め方の割り込みが入っていません。行のまま置いておくと、2人の欄のなかで同じ箱がまた動きます。
- 確認側が先に進めた箱は、翌月も同じ速度で進むため、保留側の理由が追い付かないまま消えていきます
- 保留側が止めた箱は、理由が1行で書かれないまま「保留のまま」が月次で繰り返されます
- 処遇の語が違う箱は、箱名の表記ゆれの再発と区別がつかず、毎月手作業の直しに戻ってしまいます
振り分けで決めるのは担当の所在です。箱の中身を2人で直す工程は作らず、どちらの担当の1行で決めるかだけを割り込ませます。
道具:振り分けプロンプト
分かれた箱の行を渡して、担当の振り分けから決め行の形、検算までを1回の依頼で出させます。手作業で箱ごとに判断を書き始めると基準が月ごとに揺れるため、振り分けの基準(種類→担当)を先に固定します。
次の1表は、2人の担当者の月次報告を箱で合わせたあとに残った、扱いが分かれた箱の行です。
各行を担当の振り分けに落としてください。
- 「確認側が先に進めた」の行は、確認担当の箱に振り分けます
- 「保留側が止めた」の行は、保留担当の箱に振り分けます
- 「処遇の語が違う」の行は振り分けの外に出さず、箱名の統一をやり直す行として別に出します
- 確認担当の箱には、期限の1行(いつまでに何を確認して通すか)を付けて出します
- 保留担当の箱には、理由の1行(なぜ待つのかを何で見て待つか)を付けて出します
- 期限と理由は、両方の欄に書かれた語だけで1文にします。欄の外の情報は使いません
- 出力の最後に、振り分けた箱数の合計が元の行数と一致するかの検算を出します
- 検算が合わないときは「振り分け漏れ」と1行で報告します
出力の形と読み方
前回の合流で残った2つの箱(障壁の箱・返事待ちの箱)を渡したとき、道具は次の形を返します。
確認担当の箱(期限の1行で進める)
返事待ちの箱|返事の締切「翌月の初回商談」まで再確認して、通すか戻すかを1行で決める
保留担当の箱(止めたまま維持)
障壁の箱|A欄に足した根拠「競合の1行比較が不十分」を理由の末尾に置いて、保留を維持する
箱名の統一をやり直す行
なし(今回は表記ゆれなし)
検算: 1+1+0=2(分かれた箱の行数2と一致)
読み方の核心は、決め行が「語の置き場所」になっている点です。期限の1行は確認手順の先頭に置く語で満たし、理由の1行は保留の根拠の末尾に置く語で満たします。決めた人の名前や判断の評価は書きません。翌月の合流で同じ箱を再び突き合わせたとき、この行の語だけが前月の決定として残ります。
検算
振り分けの品質も1行の式に落ちます。
確認担当の箱数 + 保留担当の箱数 + 統一やり直しの行数 = 分かれた箱の行数
合わないときは「振り分け漏れ」を1行で報告させます。漏れの多くは、箱名の表記ゆれが結合後に再発していたケースなので、統一やり直しの行を再確認すれば収まります。
所要時間
振り分け1回が数分です。分かれた箱は月次で0〜2箱程度に収まり、決め行も1行ずつなので、振り分けの判断込みでも10分以内に終わります。
まとめ
- 分かれた箱の行は放置すると翌月も動くため、担当の所在を1行で決めます
- 種類→担当の基準で振り分け、確認担当には期限の1行、保留担当には理由の1行を付けます
- 振り分けの検算は、箱数の合計が分かれた箱の行数と一致することで行数を保証します
次回
振り分けが決まると、分かれた箱は1行ずつ降格表に戻ります。次回は、決めた箱を降格表に戻す1行の載せ方です。決めた理由と日付を同じ行に残して、翌月の合流で同じ箱を消さない書き方を定めます。はてなブログ(実務編・毎日更新)では運用の細かい手を毎日書いています。
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